現場を見て、話しを聞き、柔軟に既製品をカスタマイズしてくれた

~有限会社アミネックス様~

精密機械の部品加工、治具設計製作などを手がける有限会社アミネックス様。独自開発した刃物の検査装置に、ミラック光学のアリ溝式ステージをご活用いただいています。現場で指揮を執られている峯尾専務にお話しを伺いました。

SONY DSC

■アミネックス様の課題
・独自設計の検査機器に既製のXYZステージが合わない(独自で改造していた)
・ドリルの研磨作業をしながら顕微鏡でチェックしたい
 
◎これで解決!!
・型番商品をカスタマイズして品質を維持しつつ、お客様の省力化につなげた
・現場を訪問し、お客様と知恵を出し合い、繰り返し試作品を製作

精密検査機器の治具にアリ溝ステージを採用
品質は問題ナシ、しかし使いたい向きが反対でした……

アミネックス様には、XYZの三軸で駆動するアリ溝式ステージ「MZスタンド」をご利用いただいています。このステージを活用し、ドリルなど刃物の刃先を検査する機器を、独自開発されています。

SONY DSCアミネックス様の自社製品「ドリルリップハイト測定機」

峯尾専務:固定したドリルの刃に、ダイヤルゲージの位置を微調整しながら、針を当てて測定します。ドリルを研磨した際、刃の表面を測定することで、研磨の精度を検査します。

SONY DSCダイヤルゲージの位置を保持するステージに、ミラック光学のアリ溝式ステージを採用

ミクロン単位の計測が求められる大変繊細な作業です。もちろん、検査対象となるドリルに軸ぶれなどはなく、計測するダイヤルゲージの位置も確実に固定されていることが大前提となります。

また、研磨する刃の種類は多岐にわたり、サイズや形状はそれぞれ異なります。作業者は、ダイヤルゲージの位置を、手動でスムーズに、細かく調整できなければなりません。作業する中で、治具にほんの少しガタがあっただけでも、正しい計測ができなくなります。

要のひとつが、ダイヤルゲージの位置を決めるXYZステージです。これほど精密な機器になると、高い品質のステージがなければ、要求に応えられません。

SONY DSCステージには、使い勝手と品質の両方が、高いレベルで求められる

この検査機器は、当社の独自開発で、以前からステージにはミラック光学さんの製品を採用していました。品質については、これまで一切問題はありません。
しかし、既製のステージでは、どうしても向きが合わなかったのです。仕方なく、一度既製品を分解して、自分たちで改造していました。
stagemuki_jpステージの向きが合わず、アミネックス様が自社で加工、改造していた

この検査機器は、もともと当社の工場内で使用していたものですが、他社様から「販売してほしい」との引き合いが増えています。ステージの向きを変えるだけでも大変な手間です。

最初から、私たちの設計に合ったステージを購入できれば、手間と時間が省けます。それで、ミラック光学さんにご相談すると、実際の装置に合った仕様で、すぐにカスタマイズ対応してくれました。
品質を落とすことなく、ニーズに合った製品をカスタムメイドで作ってくれています。もちろん、いまは改造の必要もなく、納品されたステージを、そのまま装置に組み込んでいます。これに限らず、当社の仕様で注文すると、ミラック光学さんは、いつもしっかり応えてくれるので助かっています。

「作業環境にぴったり合わせた仕様に」が難しい

もうひとつ、峯尾専務からヒントをいただいて、試行錯誤したのが、顕微鏡を固定する支持アームの製作です。取材当日も試作品をお持ちし、峯尾専務とミラック光学の村松が現場で打ち合せました。

SONY DSC

峯尾専務:問題になっていたのは、工場で作業員が使用するドリルの研磨機器です。研磨した刃先を、その場で顕微鏡からチェックできれば、作業効率が上がります。そこでミラック光学さんの顕微鏡とアリ溝式ステージで、支持アームの装置を作ってほしいと、相談しました。

SONY DSC取材当日にお持ちした試作品。顕微鏡とその支持アームがミラック光学製

当社独特の作業環境に合わせ作業しやすい仕様に、というのが難しいところなのだと思います。形状やサイズ、可動部分の向きなど、ぴったり合っていないと、他のレバーにぶつかったり、ケーブルに絡んだりと、不都合が生じます。
また、使う側からすると、「これがあったら、もっと便利なのに」という要求は、次々に出てくるものです。先日は、顕微鏡の位置を毎回最初からセッティングするのが手間なので、簡単に合わせられるストッパーのような装置ができないか、とリクエストしました。

002自社製品「工具研磨機」の作業現場での使い勝手を確認する峯尾専務

こうした製作物は、私たちで図面を引いて、その通りに作ってくれればよい、というものではありません。ミラック光学さんは、ステージのプロという立場から、こうして現場を見て話し合いながら提案してくれます。

ミラック光学・村松より

峯尾専務、お忙しいところ、丁寧にお答え頂き、本当にありがとうございました。
当社では、お客様のニーズに応えるべく、豊富な型番商品をご用意しています。しかし、既製品が、そのままお客様の用途に、ぴったり合わないケースも多いのです。また、お客様で分解・改造などされた場合、製品の精度が落ちてしまう可能性もあります。
きちんと保証をお付けできる状態で、弊社からお納めした方が、私たちとしても安心です。アミネックス様にご相談いただいたような、カスタムメイドに対応するケースは少なくありません。
このように、お客様の細かな要望にお応えするとき、私たちは知恵を出し合うプロセスを大切にしています。現場にお邪魔して、どのように使われるのかをお聞きし、この目で見ます。お客様からアイデアを頂き、それを具体化する提案をすることで、よりよい製品ができると信じています。

SONY DSC

有限会社 アミネックス
東京都八王子市散田町3-8-6
℡:0426-64-0617/0426-61-0617
Mail:aminex@excel-sigma.co.jp

中小物の高硬度材・難削材の高精度加工、工具研磨機・ドリルリップハイト測定機のことなら
有限会社アミネックスにご相談ください。

SONY DSC