「XYステージ」カテゴリーの記事一覧
支柱取付式ステージによる深穴測定治具
家電メーカーの受入れ検査工程での測定作業性と測定精度の改善事例です。
課題:座グリの深さが上手く測れません。測定値にバラツキがあります。

ノギス(デプスバー)を使って製品の座グリ深さを測定していますが、ノギスが傾いてしまうために、測定するたびに測定値が違います。測定者によっても差が出てしまいます。
解決! 支柱取付式ステージにノギスを取付け、測定値のバラツキを低減!

ノギスが傾かないよう、支柱取付式ステージにノギスを取り付けました。ステージのZ軸でノギス本体を穴の口元に合わせ、ノギスのデプスバーを下げて測定します。
X軸とY軸も摺動するので、ワークが変わっても対応可能です。また支柱取付け式なので、ステージ全体の向きも可変できます。
支柱取付式ステージ(PS-3BC)の特徴
- 3軸全てにストッパーを装備しています。
(X軸はシングルクランプ付、Y軸・Z軸はダブルクランプ付です。) - XYZ(3軸)のハンドルと支柱固定のハンドルを同じ側面に揃え、良好な操作性を実現しました。
- ステージ面 30mm x 50mm
- 移動量 ±17mm
- 耐荷重 14.7N ( 1.5 kgf )
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト
多機能送りねじ式ステージによる基板測定装置
基板メーカー様における、パターン測定の作業効率改善事例です。
課題:基板のパターン測定をしていますが、測定数が増えず問題でした。

基板を専用ステージにセットして、1個ずつ測定しています。1つ測定するたびに基板の付け外しを1個ずつ行う必要があり、とても非効率的でした。また、何度もレンズを覗きなおすため、作業者の目にも負担が大きく困っていました。
解決! 多機能送りねじ式ステージでまとめて測定し、測定数が増加!

専用ステージを多機能送りねじ式ステージ変更して、3個ずつ測定できるように改良しました。基板の付け外しや測定が3つ連続でできるようになったため、測定数の増加につながりました。
さらに、長いストロークを正確なピッチで滑らかに摺動できるステージなので、顕微鏡を覗いたままステージを動かして続けて検査できます。そのため、作業者の目の疲労も、かなり軽減されました。
多機能送りねじ式ステージ(XTSC-150)の特徴
- 長いストロークを規則的なピッチで滑らかに摺動します。スリム形状なので、狭いスペースでの使用に最適です。
- ハンドル1回転の移動は 5mm 又は 10mm で、使用用途に合わせて選択できます。
- ステージ面 25mm x 40mm
- 移動量 ±57mm
- 耐荷重 29.4N(3kgf)
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト
一軸/回転ステージによる外観形状検査装置
機械メーカー様における、製品の外観形状を検査する工程での作業性改善事例です。
課題:CCDカメラの傾きと位置を設定するのが難しく、慣れが必要でした。

CCDカメラの傾きと位置の設定を6本のボルト締めで行っていましたが、作業が難しいため設定に慣れた作業者が必要でした。
また、この方法では、微妙な傾きや位置出しは不可能でした。
解決! 一軸と回転ステージで簡単に作業でき、微妙な傾きや位置出しも可能に!

各ステージのハンドルを回して、ストッパーねじを締めるだけなので、誰でも簡単に作業できます。さらに、ボルトでの固定では不可能だった、微妙な傾きや位置出しも可能です。
セミオーダーステージ(XSO-80SC)の特徴
- 薄型・軽量のステージです。ラック&ピニオン式と送りねじ式があります。(本事例は送りねじ式を使用)
- ハンドル・予圧調整ネジ・目盛・ストッパー・ベース・Z軸ブラケットなどがお好みで自由に選択できます。
- ステージ面 40mm x 80mm
- 移動量 ±30mm
- ハンドル1回転の移動量 4.2mm
- ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
- 表面処理 : 梨地黒アルマイト
