Skip to content

2015年02月の記事一覧

WiFi 接眼レンズカメラを使用した細胞観察装置の改善

2015年02月05日

動物(犬・猫)病院において、検便での寄生虫や各種細胞の検査を行う顕微鏡装置の改善事例です。

課題:顕微鏡のみでの観察は、観察者が限定されてしまいます。

観察できるのは、ひとりずつ、ひとりだけ。

動物病院で犬や猫の寄生虫や細胞の検査を行っています。

検査には顕微鏡を使用するのが一般的ですが、飼い主に検査結果を報告する際、顕微鏡だけでは観察結果の詳細な説明が困難と感じることがありました。顕微鏡では飼い主と同時に同じ画像を見ることができないためです。

飼い主と同じ画像を見るには、PCに取り込んで印刷しなければならず、手間がかかっていました。

解決!WiFi接眼レンズカメラを併用する事により複数で一緒に観察できます。

タブレット端末を使用して飼い主と一緒に観察が可能。

WiFi 接眼レンズカメラを顕微鏡にセッティングして、観察画面をタブレット端末で見られるように改良しました。

この改良により飼い主と同じ画面を一緒に確認できるため、観察結果の説明が分かりやすくできるようになりました。また、PCに取り込んで印刷する手間も省けるようになりました。

WiFi 接眼レンズカメラのセッティングは、顕微鏡の接眼レンズ部にWiFi 接眼レンズカメラの先端鏡筒部を挿入し、備え付けの固定ねじ3本でWiFi 接眼レンズカメラを固定するだけなのでとても簡単です。

WiFi接眼レンズカメラ (MV-2014) の特徴

  • 弊社顕微鏡に取付ければ、接眼ミクロメータにより測定・検査・位置決めを端末モニターにて簡単に行えます。
  • 他社製顕微鏡にも取付け可能で、肉眼で覗く観察をワイヤレスによるデジタル画像観察にアップグレードできます。
  • 撮像素子:1/4 インチカラー CMOS センサー
  • 解像度:VGA(640×480ピクセル)
  • ホワイトバランス・ゲインコントロール・露出:自動
  • 対応規格:IEEE802.11b/g/n
  • 周波数帯:2.4GHz
  • 到達距離:10m以内
  • 電源:単3電池(アルカリ、ニッケル水素電池)×3本
  • 重量:150g(電池を除く)
応用のポイント*Cマウントに直接セッティングすることもできます。

WiFi 接眼レンズカメラ(MV-2014)の姉妹機種としてWiFi Cマウントカメラ(MV-2015)があります。Cマウントのある顕微鏡やレンズでの使用が可能です。
お使いになる顕微鏡もしくはレンズがCマウントであれば、WiFi Cマウントカメラ(MV-2015)をお勧めします。

Language »