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「XYステージ」カテゴリーの記事一覧

セミオーダーステージを使用した部品高さ設定治具の改善

2023年02月28日

家電メーカーの部品組み立て工程で使用する組立て治具の改善事例です。

課題:部品変更時に専用ホルダーへの付け替えが必要で面倒でした。

ワークが変わるたびにホルダーの交換が必要

ワークAにワークCを挿入し指定の高さでネジ止めします。ワークBにワークCを挿入する時には、指定の高さが異なるため、ホルダーの付け替えが必要になります。
この付け替え作業は、ホルダーを取り付けているネジ4本を緩めて外し、締め直さなければならないので面倒でした。

解決!ステージを使用して専用ホルダーの付け替えを不要にしました。

ハンドルを回して 設定高さを調整

ワークホルダーの固定台をセミオーダーステージ(SO-11)に変更して、ワークA用ホルダーを装着しました。ワークBの組立時にステージのハンドルを操作してホルダーの高さを変更します。変更後のホルダー高さはストッパーを締めることで固定できます。ホルダーの付け替えが不要になり交換作業の手間が省けました。

セミオーダーステージ(SO-11)の特徴

  • ハンドル(4種類)・予圧調整ネジ(2種類)・目盛(3種類)・ストッパー(2種類)・ベース(3種類)・Z軸ブラケット(2種類)などが、お好みで自由に選択できるユーザー仕様のステージです。詳細は弊社HPにてご確認ください。
  • ステージ面:30mm×50mm
  • 移動量:±17mm
  • ハンドル1回転移動量:18mm
  • 自重:0.17kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:セミオーダーステージはパーツ類の逆付けも自由自在。

セミオーダーステージは、ハンドルや目盛等のパーツが自由に選択できますが、それに加えて目盛・ストッパー・Z軸ブラケットの逆付けも可能です。

Z軸ブラケット逆付け

デモ機の貸し出しも可能です。お気軽にご相談ください。

 

セルフロックステージを使用した板金反り検査治具の改善

2022年12月28日

プレスメーカーの検査工程で行われている板金の反りを検査する治具の改善事例です。

課題:狭いスペースにステージを配置するとストッパーが操作できません。

操作しづらい

ワーク(板金)に反りがないか検査しています。変位センサーでワークの3ヶ所を測定します。
変位センサーを装着したステージを3台並べるとその内の2台のストッパーが操作できないために位置の固定ができません。

解決!セルフロックステージはストッパーがないので狭い場所に配置できます。

ストッパーが無くても位置の固定が可能

セルフロックステージは、ストッパーが無くても可動部の位置の固定ができる構造になっています。そのため既存ステージでのストッパー操作が必要ありません。
六角棒レンチを使って可動部を所望の位置で止めれば位置は固定されます。また、ストッパーによる出っ張りもないスリムな形状なので狭い場所への配置に最適です。

セルフロックステージ(SLX40)の特徴

  • 位置決め後に『止めた位置から微動しないステージ』です。(特許取得済)
  • ステージ面の移動は六角棒レンチまたは六角ドライバーを使用します。
  • ステージ面:40mm×40mm
  • 移動量:±8mm
  • 耐荷重:39.2N(4kgf)
  • 自重:0.09kg
  • 目盛り最小読取り:1mm
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:セルフロックステージはスリム形状。

セルフロックステージには、従来ステージにあるストッパー(位置の固定機構)がなく、高さも18mmと低くとてもスリムな形状をしています。
そのため、狭いスペースへの設置に適しています。サイズのラインナップは下記の6種類があります。
① SLX40 (ステージ面 40mm×40mm)  最大寸法:縦40mm×横54mm×高さ18mm
② SLX60 (ステージ面 60mm×60mm)  最大寸法:縦60mm×横74mm×高さ18mm
③ SLX40-60 (ステージ面 40mm×60mm)  最大寸法:縦40mm×横74mm×高さ18mm
④ SLXY40 (SLX40 の2段重ね)
⑤ SLXY60 (SLX60 の2段重ね)
⑥ SLXY40-60 (SLX40-60 の2段重ね)
デモ機も取り揃えていますのでお気軽にご利用ください。

セルフロックステージを使用した同軸度測定治具の改善

2022年10月31日

金属加工メーカーの検査工程における同軸度測定治具の改善事例です。

課題:ストッパーで位置を固定させる時に位置がずれてしまいます。

ステージ面の位置が 決まったらストッパーを かけて位置を固定。

ワークの外周にダイヤルゲージを当てて同軸度を測定しています。
ダイヤルゲージの測定子をワークの外周に接触させて、ステージのストッパーで位置を固定させる時、わずかではあるが位置がずれてしまい、位置決めをやり直しすることがあります。

解決!セルフロックステージは、ストッパーがなくても位置はずれません。

六角棒レンチでステージ面を 移動させるだけ。 ストッパーによるロック不要。

セルフロックステージは、従来ステージに装備されているハンドルとストッパーがありません。
ハンドルに代わる六角棒レンチ(もしくは六角ドライバー)でステージ可動部を移動させ固定したい位置で六角棒レンチを抜き取ります。
これで、ステージ面の位置が固定します。従来のストッパーをかける時の負荷によるステージ面の位置ずれが回避できます。

セルフロックステージ(SLX40-60)の特徴

  • 位置決め後に『止めた位置から微動しないステージ』です。(特許取得済)
  • ステージ面の移動は六角棒レンチまたは六角ドライバーを使用します。
  • ステージ面:40mm×60mm
  • 移動量:±15mm
  • 耐荷重:58.8N(6kgf)
  • 自重:0.13kg
  • 目盛り最小読取り:1mm
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:セルフロックステージはスリム形状。

セルフロックステージには、従来ステージにあるストッパー(位置の固定機構)がないのと高さも18mmと低くとてもスリムな形状をしています。
そのため、狭いスペースへの設置に適しています。サイズのラインナップは6種類あり、デモ機も取り揃えていますのでお気軽にご利用ください。