スライド操作式アリ溝ステージを使用した隙間検査治具の改善
成型メーカーの検査工程で使用している隙間検査治具の改善事例です。
課題:ひとつのワークについて検査する箇所が多く時間がかかります。

ワークにある4ヶ所の隙間をゲージを使用して検査しています。隙間を1ヶ所ずつ検査するのでゲージを挿したり抜いたりしなければならず時間がかかります。
また、検査員による検査する各隙間の始点位置と終点位置にばらつきがあります。
解決!スライド操作式アリ溝ステージの使用で時間の短縮ができました。

スライド操作式アリ溝ステージにゲージ4本を装着して1度に4ヶ所の隙間を検査します。
ワークを置台に設置しステージのつまみを操作して隙間の端から逆の端に向けてゲージをスライドさせます。1回のスライドで検査できるため時間の短縮ができました。
また、検査の始点位置と終点位置のばらつきもなくなりました。
スライド操作式アリ溝ステージ(XMA150)の特徴
- 厚さ20mmの薄型仕様で、従来比30~40%減の軽量化を図り、簡単なスライド操作で素早く摺動します。
- 部品点数と組立工数の削減により30~50%のプライスダウンを実現しました。特許権・意匠権も取得済みです。
- ステージ面:25mm×40mm
- 移動量:±65mm
- 耐荷重:29.4N(3kgf)
- 自重:0.124kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
あおり旋回ステージを使用したノズル先端検査治具の改善
金属加工メーカーの検査工程で使用している外観検査治具の改善事例です。
課題:顕微鏡のピント合わせがしづらく、治具自体も大きいので設置場所に困ります。

ノズル先端の外観を顕微鏡で検査しています。ノズル先端に顕微鏡のピントが合うようにするためには何ヶ所もの調整が必要で作業性がよくありません。また、治具自体も大きくて重いため設置場所が限られています。
解決!あおり旋回ステージを使用するとピント合わせが容易で、治具もコンパクトになります。

マグネットスタンドとスライダー及びシャフト取付用ホルダーをあおり旋回ステージとX軸ステージに置き換えました。従来治具よりピント合わせが容易にできるようになりました。
また、治具自体も軽くコンパクトになり設置場所も選びません。さらに、ステージの目盛りを活用すれば設定位置の再現性も確保できます。
あおり旋回ステージ(RC-90)の特徴
- 2ヶ所で180°屈折し、かつ360°回転する位置決め角度が自由自在なステージです。
- ステージ面:90mm×90mm(ステージ面 60mm×60mm のRC-60もあります。)
- 移動量:180°屈折・360°回転
- 耐荷重:39.2N(4kgf)
- 目盛最小読取り:1°
- 自重:0.57kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
セルフロックステージを使用したピン軽圧入治具の改善
電気メーカーの組立工程で使用しているピン軽圧入治具の改善事例です。
課題:シャフトホルダーの位置出しの作業性が良くありません。

トグルクランプを用いてシャフトにピンを軽圧入しています。シャフト径が変わるとシャフトホルダーの位置を変更しなければなりません。
シャフトホルダーの位置変更は、シャフトホルダーをスライドさせてボルト2本で位置を固定します。ボルトを締める際、シャフトホルダーの位置がずれたりするため作業性が良くありません。
解決!セルフロックステージを使用することで作業性が向上しました。

シャフトホルダーをセルフロックステージに取付けました。シャフトホルダーの位置は、セルフロックステージの送りねじに六角レンチを挿して回せば変更できます。
六角レンチを抜けばその位置でシャフトホルダーは固定されます。従来のステージにあるストッパーが無いので外観形状もスリムで狭いスペースへの設置に最適です。
セルフロックステージ(SLXY60)の特徴
- 位置決め後の『止めた位置から微動しないステージ』です。(特許取得済み)
- ステージの移動は六角レンチまたは六角ドライバーを使用します。移動操作後のクランプ操作は不要です。
- ステージ面:60mm×60mm
- 移動量:±15mm
- ハンドル1回転移動量:0.7mm
- 耐荷重:49N (5kgf)
- 自重:0.36kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
