セミオーダーステージを使用した溶接ビード検査治具の改善
金属加工会社の検査工程で使用中の溶接ビード検査治具の改善事例です。
課題:溶接ビードの高さを調整する時の作業性が良くありません。

溶接ビードの外観検査をしています。ワークの大きさが変わると溶接ビードの位置が変わります。溶接ビードの位置は、高さ調整板にて溶接ビードの高さをカメラの高さと同じになるよう調整します。この時、2本のボルトを緩めたり締めたりしなければならないので作業性が良くありません。
解決!セミオーダーステージを使用することで作業性が良くなりました。

従来の高さ調整板をセミオーダーステージに置き換えました。ハンドルを回してワーク(溶接ビード)の高さを容易に変更することができます。
所定の高さになったらストッパーを回して高さを固定します。高さ調整板を使用していた時と違いボルトの締結作業が不要なので作業性が良くなりました。
セミオーダーステージ(SO-3)の特徴
- XSO-120をベースに通常タイプ(φ10)のハンドルと強く締められるタイプのストッパーを使用しています。作業性を考慮してハンドルとストッパーの向きは同じ方向に揃えました。目盛りは不要なので使用していません。
- ステージ面:40mm×120mm
- 移動量:±52mm
- ハンドル1回転移動量:18mm
- 耐荷重:34.3N (3.5kgf)
- 自重:0.28kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
傾斜ステージを使用したねじ止め組立治具の改善
電気メーカーの製造工程で使用しているねじ止め組立治具の改善事例です。
課題:ベース変更に伴うパーツ置台の位置変更作業が面倒でした。

ベースにプレートを重ねてパーツ置台上でねじ止めします。パーツ置台は2個1組で、それぞれ2本のボルトで固定しています。
ベースの形状(角度)が変わるとパーツ置台の位置を変えなければなりません。ボルト4本を緩めたり締めたりしなければならず作業が面倒でした。
解決!傾斜ステージを使用すると容易に角度変更が可能になりました。

パーツ置台に変えて傾斜ステージを使用しました。ベースの形状(角度)が変わる時、傾斜ステージのハンドルを上下させれば角度が変えられます。
角度が決まったらストッパーを回して固定します。パーツ置台を使用している時のようにボルトの作業がないので容易に角度変更ができるようになりました。
また、ベースを置いた時の据わりが良くなりねじ止めがしやすくなりました。
傾斜ステージ(AIC-60)の特徴
- シーソーのように動く簡易式傾斜するステージです。操作時のハンドルと位置決めのストッパーも付いています。
ステージ面:40mm×60mm - 移動量:±20°
- 耐荷重:29.4N (3kgf)
- 自重:0.22kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
薄型XY回転ステージを使用した外周振れ測定治具の改善
精密機械会社の品質管理課で使用している部品の外周振れ測定治具の改善事例です。
課題:ワークのセンターリング(芯出し)に時間がかかっています。

ワークのセンターリング(芯出し)をした後に1回転させて外周振れの測定をしています。
芯出しはX軸とY軸それぞれの位置調整板をスライドさせて行います。各位置調整板は2本ずつのボルトで固定されていて、それらのボルトを締めたり緩めたりしなければならず時間がかかります。
解決!薄型XY回転ステージを使用すると芯出しが短時間でできます。

X軸Y軸の移動と360°回転ができるステージを採用しました。XYの2軸はハンドルを回して移動させ、ストッパーで位置を固定させます。
従来のようにボルトを緩めて位置調整板を移動させるより短時間で芯出しができるようになりました。また、芯出し後のワークの回転も滑らかで、外周振れ測定も精度よくできるようになりました。
薄型XY回転ステージ(XYR-60)の特徴
- XY2軸の摺動と360°回転が可能なステージです。しかも、高さ45mmで大変薄いステージです。ステージ面がφ90mmのXYR-90もあります。(XYR-90の高さは50mm)
- ステージ面:φ60mm
- 移動量:±21mm・360°回転
- 耐荷重:34.3N (3.5kgf)
- 自重:0.39kg
- 本体材質:アルミ合金製
- 表面処理:梨地黒アルマイト
