Skip to content

フロントロックステージを使用した厚さ測定治具の改善

2024年02月29日

金属加工メーカーの検査工程で使用しているワークの厚さを測定する治具の改善事例です。

課題:ワークの厚さを測定するセンサーの位置決めに時間がかかります。

丸棒を切削した部分の厚さを測定しています。測定には測長センサーを使用しています。測長センサーの投光器と受光器をそれぞれ適切な位置に配置しなければなりません。
測長センサーの配置(移動)は、2本のボルトを緩めてスライドさせた後でボルトを締めて配置位置を固定します。その配置位置決めに時間がかかっています。

解決!フロントロックステージを使用すると短時間で位置決めできます。

測長センサーをフロントロックステージに取り付けました。測長センサーの移動は、フロントロックステージのハンドルを回して行います。
ハンドルの前方に配置されたストッパーを時計方向に回して移動位置を固定します。
従来のようにボルトを緩めたり締めたりする必要がないので短時間で位置決めができます。

フロントロックステージ(FR-X)の特徴

  • 送りねじ式のミニチュアステージ。外観寸法 : 全長 約80mm × 幅 25mm × 高さ 10mm
  • ストッパーがハンドルと同軸上の前方にあります。ストッパーは、時計回りでロック、反時計回りでロック解除します。
  • ステージ面:25mm × 25mm
  • 移動量:±8mm
  • ハンドル1回転移動量:0.5mm
  • 耐荷重:19.6N (2kgf)
  • 目盛最小読取り:1.0mm
  • 自重:0.04kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:フロントロックステージは重ねたり立てたりしても使用も可能です。

フロントロックステージは、ミニチュアステージですが他のステージと同様にXY軸仕様(FR-XY)やZ軸仕様(FR-Z)もあります。XY軸仕様のようにフロントロックステージを重ねてもたばこの箱くらいの大きさです。
弊社では、デモ機の貸し出しを行っております。是非、お気軽にお試しください。

Language »