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多機能送りねじステージを使用した穴深さ測定治具の改善

2025年12月26日

金属加工メーカーの検査工程で使用中の穴の深さを測定する治具の改善事例です。

課題:ワークの穴の深さを正確に測定できません。

ワークにある穴の深さを測定しています。穴の底に定規を当てて、穴の入口の値を読取ります。定規の当て方が傾いたりするため測定値がばらつきます。

解決!多機能送りねじステージを使用することで正確に測定できるようになりました。

定規を多機能送りねじステージに取り付けました。ハンドルをゆっくり回して、定規が穴の底に当たった時点で回すのを止めて、穴の入口の値を読み取ります。
以前より定規の当たり方が安定するため、より正確に測定できるようになりました。

多機能送りねじステージ(XTSC-70)の特徴

  • ハンドル1回転の移動量を 2mm か 5mm で選択できます。
  • 勝手違い・両側ハンドル・ハンドル延長、などの特別仕様(下記参照)への対応も可能です。
  • ステージ面:25mm×40mm
  • 移動量:±17mm
  • 耐荷重:29.4N(3kgf)
  • 目盛最小読取:0.1mm
  • 自重:0.12kg
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:多機能送りねじステージの特別仕様例です。XTSC-70以外のXTSC-90, XTSC-120, XTSC-150 でも同様の特別仕様が可能です。

ハンドルの向きを変えたり(勝手違い)、両側にハンドルを付けたり(両手ハンドル)、長いハンドルに変えたり(ハンドル延長)できます。
使用環境にあわせて最適な仕様のステージをご利用いただけます。