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Z軸ステージを活用した部品重なり検査治具

2013年01月11日

プレスメーカーの搬送工程で使用している検査治具の改善事例です。

課題 :センサーの高さ設定作業が非効率的で時間がかかります。

2枚取り検知

ワークが1枚ずつ搬送されているか検査しています。

ワークの厚みが変わるたびに、センサーの高さ設定が必要ですが、ボルト4本で固定されているため高さ設定変更作業に時間がかかります。特に、センサーの下側にあるボルト2本は、センサー本体に近く回しづらい状況です。

さらに、ボルトを締めることで設定高さがずれてしまい、やり直しをしなければならない事があります。

解決! Z軸ステージで効率よく、短時間で作業できます。

Z軸ステージの採用で、より短時間に正確な作業が可能に

ステージのハンドルを回してセンサーの高さを調整し、クランプレバーでロックするだけで作業完了です。従来のボルトで固定する方法より短時間で作業でき、かつ微小な高さの変更も可能になりました。

また、ハンドルと反対側にある予圧調整ネジを回せば、摺動調整(ハンドルを回した時の重さ調整)ができます。ハンドル横の目盛板を活用することで、さらに正確に、効率的に作業できるようになりました。

Z軸ステージ(ZJK-90)の特徴

  • 熟練の技によるアリ溝の摺り合わせ技術で滑らかな摺動と高品質 ・ 低価格を実現しました。
  • ステージ面 : 40mm × 90mm
  • 移動量 : ±35mm
  • 自重 : 0.45 kg
  • ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
  • 表面処理 : 梨地黒アルマイト
  • 付属ネジ:M4×12 座金付き六角穴付きボルト 2本( 構造用合金鋼製 黒色酸化鉄被膜 )
応用ポイント:X軸ステージと組み合わせ、測定範囲を微調整

センサー類をご使用の場合、X軸ステージを追加し組み合わせることで測定範囲(ワークとの距離)を微調整することができます。微小な距離の位置移動には各種ステージの利用が有効です。

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