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"組立て作業" タグの付いた記事一覧

フロントロックステージを使用したねじ止め組立治具の導入

2022年01月31日

玩具メーカーの製品組立工程における部品組立治具の導入事例です。

課題:組立て位置の設定変更が面倒で時間がかかってしまいます。

4本のボルトによりX軸調整板とY軸調整板の位置決めと固定。

ワークAをワークBにねじ止めします。ワークAのねじ止め位置は3ヶ所あります。
ねじ止め位置を変更する場合、X軸調整板とY軸調整板を動かして設定しますが、
ボルト4本を緩めて締めるので時間がかかります。また、ボルトを締める時に、
両調整板の位置がずれることがあるため効率がよくありません。

解決!フロントロックステージのハンドル操作により短時間でできます。

フロントロックステージのハンドル操作によりワークの位置決めと固定。

X軸調整板とY軸調整板に変えて、フロントロックステージを2個組み合わせて設置しました。
フロントロックステージのハンドル操作によりワークAのねじ止め位置を変更することができます。
ボルト4本の作業より簡単に短時間で設定変更できます。設定位置の固定もハンドル根元部分のストッパーで可能です。

フロントロックステージ(FR-XY)の特徴

  • 軽薄短小で滑らかな摺動を実現しました。(FR-X寸法:長さ 56mm x 幅 25mm x 厚さ 10mm (ハンドル部除く))
  • ハンドルの根元部分で固定ができるストッパー機能を標準装備し操作性も抜群です。
  • ステージ面:25mm x 25mm
  • 移動量:各軸±8mm
  • 耐荷重:14.7N(1.5kgf)
  • 自重:0.08kg
  • 目盛り最小読取り:1mm
  • 本体材質:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト

 

応用のポイント:狭小なスペースや高さに制約のある場所での位置決めに最適です。

フロントロックステージは、コンパクトで軽いステージです。特に、高さは10㎜で従来のステージの約半分(弊社製品比)です。
狭小なスペースや高さに制約のある場所での使用に向いています。デモ機の貸し出しも可能です。是非、ご利用ください。

傾斜ステージを使用した銘板取付け治具の改善

2016年03月09日

精密機器メーカーの組み立て工程で使用している治具の改善事例です。

課題:ワークを傾けるための角度調整が、不便で作業性がよくありません。

作業しやすい角度にするために、角度調整板の厚みを調整。この調整作業がわずらわしい。

ドライバーを使用してワークに銘板をねじ止めしています。
ねじ止めしやすいようにワークを傾斜させていますが、作業者によって好みの傾斜角度が異なります。そのため、作業者は角度調整板の厚さを変えて調整しています。

この角度調整板の厚みを変える調整方法は、作業性が悪く改善が必要でした。

解決!傾斜ステージを使用することで、ワークの傾き調整が簡単になりました。

傾き調整は、つまみを上下させるだけ。傾斜角度は、クランプレバーを回して、ずれないように固定させます。

ワーク置台を傾斜ステージ上に設置しました。
傾斜角度の調整は、傾斜ステージのつまみを上下させて好みの角度に設定後、クランプレバーにより位置を固定します。

この方法に変更して作業性が向上しました。また、以前から発生していたねじの斜め打ちも、傾斜ステージ使用に変更してからは減少して品質も向上しました。

傾斜ステージ(AIC-60)の特徴

  • シーソーのように傾斜し、任意の位置でクランプレバーにより固定できます。操作しやすい“つまみ”付きです。
  • 他のステージと組み合わせれば、X・Y・回転・傾斜の複合ステージが構成できます。
  • ステージ面:40mm x 60mm
  • 移動量:±20°
  • 耐荷重:29.4N (3kgf)
  • ステージ本体:アルミ合金製
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
応用のポイント:傾斜角 ±20°の低価格な簡易傾斜ステージです。

ゴニオステージやスプリング式傾斜ステージで用いられるウォームギア機構やスプリングがありません。目盛板もありません。それにより低価格を実現しました。
アバウトな角度設定での使用に最適です。
デモ機の貸し出しも行っています。是非、お試しください。

ロングステージを用いた部品ねじ止め治具の改善

2015年11月10日

日用品生産メーカーの部品組立工程で使用する治具の改善事例です。

課題:マグネットスタンドでは、ねじ止め位置の微調整が困難でした。

位置の微調整には不向き。マグネットをONにする時、位置がずれる。

ワークAとワークBを2本のねじで締結して組立てます。生産機種の切り替えで、組立て後の全長を変える必要がある場合に、ねじ止め位置の変更を行います。

ねじ止めの位置は、ワークA置台に対するマグネットスタンドの位置で設定します。
マグネットスタンドは、マグネットのON/OFF操作時に位置がずれることがあるため、ねじ止め位置の微調整がしづらく作業性がよくありませんでした。

解決!ロングステージ等を使用して、位置の微調整が容易になりました。

ねじ止め位置の微調整に最適。操作はハンドルを回して位置をロックするだけで作業完了。

マグネットスタンドの使用をやめて、ロングステージと小型ステージを組合せた2軸ステージに変更しました。
ワークの長手方向と幅方向にそれぞれ移動可能なステージを設置したことで、ねじ止め位置の微調整が容易に出来るようになり作業性が向上しました。

各ステージのハンドルを回して位置が決まれば、ロックレバーにて位置を固定させます。
ステージでは、マグネットスタンドのON/OFF操作時のように設定した位置がずれる事はありません。

ロングステージ(XLSR-150)の特徴

  • 軽量・スリム(全長 150mm)・長ストロークのステージです。
  • ハンドル1回転の移動量:18mm
  • ステージ面:25mm×42mm
  • 移動量:±65mm
  • 自重:0.17 kg
  • ステージ本体:アルミ合金製(スケルトンステージ除く、XYステージ 他 全ステージ共通)
  • 表面処理:梨地黒アルマイト
  • 全長 100mm のロングステージ(XLSR-100)もあります。
応用のポイント:ご要望に応じて、既製ステージもカスタマイズいたします。

当初の構想では、2軸ステージを2組使用する予定でしたが、ひとつのステージを共用にすることでステージ数の削減(コスト低減)を実現しました。
ロングステージの標準仕様はステージ面1個ですが、今回はステージ面2個使いの特別仕様にしました。

お客様のご要望が実現可能であれば、既製ステージであってもカスタマイズ致します。どうぞ、お気軽にご相談ください。

 

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